福島県内のtoto助成事例

  • 天然芝の野球場に響きわたる元気な声 地域スポーツ施設整備助成 ●びわのかげ野球場

    南会津町にある「びわのかげ野球場」は、昭和58年に開設された。両翼92メートル、中堅120メートルで、ナイター設備も整えられている。
    同地区は以前から野球が盛んで、一昨年は田島中学校が新人戦県大会で優勝。毎年開催される「町長杯」には町内各地で結成された19チームが参加し、大会を盛り上げる。

    野球場を拠点に地域全体の活性化へ

    平成15年に総事業費6300万円のうち約4000万円のスポーツ振興くじ(toto)助成を受け、外野部分9006.7平方メートルを芝生化した。
    「芝生化で選手のモチベーションも上がったようです。子どもたちも思う存分プレーし、けがも少なくなったようですね」と南会津町生涯学習課の馬場芳男さん。管理する(財)田島振興公社の湯田文成さんは、管理もしやすくなったという。
    今年度はリトルリーグ「南会津ボーイズ」も発足。さらに町外からの合宿や大会などを積極的に誘致し、町全体の活性化につなげていきたいと話す。緑の芝生に初夏の日差しが注ぎ、爽やかな風が吹いていた。

  • びわのかげ運動公園内に整備されている野球場
    びわのかげ運動公園内に整備されている野球場

    町民を中心に各種大会や練習に利用されている
    町民を中心に各種大会や練習に利用されている

  • スポーツを通して地域の活性化めざす 総合型地域スポーツクラブ活動助成 ●ただみコミュニティークラブ

    放課後の体育館に子どもたちが集まってきた。この日は、遊びを楽しみながらバランス感覚などを養う子ども向けのプログラムが行われる日で、プログラムを提供しているのが「ただみコミュニティークラブ」。カラフルな色の用具などが準備され、早くも子どもたちの目が輝いている。
    同クラブは、スポーツやレクリエーションを通してコミュニティーを構築し、地域の活性化をめざそうと平成20年に発足した。現在、正会員が100名、イベントなどに参加する活動会員が600名。クラブの活動においては、イベントの運営などにスポーツ振興くじ(toto)助成が大いに役立てられている。

    豊かな自然を生かした多彩なプログラム

    只見町教育委員会の後援を受け、関係機関との連携により、幅広い年齢層に合わせた多彩なプログラムを実施している。
    「汗を流すだけでなく、見る、話すこともスポーツの一環。地域に根ざしたメニューを発信していきたい」とクラブマネジャーの渡部一昭さんと平山真恵美さん。地域の元気の一役を担っている。

  • 楽しみながらバランス感覚などを養う
    楽しみながらバランス感覚などを養う

    只見町の環境を活用した自然体験キャンプ
    只見町の環境を活用した自然体験キャンプ