岩手県内のtoto助成事例

  • 故郷の健康増進支え10周年 総合型地域スポーツクラブ活動助成 ●NPO法人 まつぞのスポーツクラブ

    今年設立10周年を迎えた盛岡市松園のNPO法人「まつぞのスポーツクラブ」(浅沼道成理事長)は、グラウンドゴルフ、テニス、社交ダンスなど十数種類のサークル活動を展開する。地域住民を中心に、健康増進と充実したスポーツライフ実現を目的に活動している。
    現在、会員は小・中学生や高齢者ら約200人。スポーツ振興くじ(toto)助成は、活動種目の展開に役立てられており、7月からは、女子サッカーやソフトボールなども新たにスタートする。

    シンボルチームつくりたい

    伊東宏子クラブマネジャーは「シンボルチームを通じて地域が一体になれるのでは」と“なでしこ”人気を弾みに、女子サッカーへの期待を膨らませる。
    地区内外の他のサークル・団体同士でグラウンドゴルフやソフトバレー大会も開催。参加者同士が交流を深める場になっている。
    浅沼理事長は「10年を迎え、やっとスタートに立ったという感じで、役割や今後の育成方向などが見えてきた。地域のスポーツ振興を担う存在として、周辺のクラブとより強固に連携していきたい」と力を込める。

  • 多くの参加者でにぎわったソフトバレー大会
    多くの参加者でにぎわったソフトバレー大会

    参加者が交流を深めたグラウンドゴルフ大会
    参加者が交流を深めたグラウンドゴルフ大会

  • 地域の交流拠点クラブに 総合型地域スポーツクラブ活動助成 ●NPO法人 フォルダ

    北上市幸町のNPO法人「フォルダ」(宍戸朋夫理事長)は、スポーツの普及、育成活動に限らず、地域活性化事業なども多彩に展開している。子どもから若い世代、高齢者まで幅広い年齢層に活動の場と交流の輪を広げる。
    「日本でトップクラスのクラブをつくろう」を合言葉に始まった同クラブでは、サッカーやバスケットボールなど年間約80種目を展開している。スタッフ12人体制。会員数は市民を中心に約800人、2011年度の延べ利用者数は県内外から36万人を超える。

    会員自ら企画、実施「言い出しっぺ方式」

    クラブの運営は、スポーツ振興くじ(toto)助成が役に立っており、助成を活用して4歳児~中学3年生対象のスポーツ少年団「フォルダスクール」では一貫指導に取り組む。会員自らが講座などを企画、実施する「言い出しっぺ方式」は全国的にも注目を集める。
    「『フォルダで笑顔をみたい』の理念の下、笑顔をつくる場を提供できるよう、活動の充実を図る」と司東道雄ゼネラルマネジャー。「会員だけではなく、今後も地域交流拠点となるクラブを目指す」と躍進を誓う。

  • 楽しみながら「走り方」を学ぶフォルダスクールの児童
    楽しみながら「走り方」を学ぶフォルダスクールの児童

    壁を使って体を反らすなど柔軟性もトレーニング
    壁を使って体を反らすなど柔軟性もトレーニング