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霧島市の市街地近くに立地する国分運動公園多目的広場。利用率はサッカーが9割で、残りはラグビー、グラウンドゴルフ。週末を中心に、年間を通してスポーツ少年団からプロまで利用している。
市や県の大会などが開催されていたが、芝が傷み状態が悪化したため、09年にスポーツ振興くじ(toto)助成を利用し整備した。
指定管理者を務めるのは(株)エルグ・テクノ。専属のグラウンドキーパーが日々、芝の状態に目を光らせている。その成果もあり、サッカーJ2京都サンガFCをはじめ、プロのラグビーチームなども合宿。今年2月には、サッカー元日本代表監督の岡田武史氏が監督を務める中国・国内リーグ1部の杭州緑城も練習試合で訪れ、多くの観客で沸いた。最高の芝を提供したい 手入れは欠かせません
村上英則施設長は「岡田監督からも芝の状態がいいと好評だった。芝は生き物。今後も日々手入れを続け、最高の状態で利用者に提供したい」と意気込む。担当する霧島市教育委員会教育部保健体育課の稲留幸一郎さんは「天然芝のグラウンドをたくさんの人に使ってほしい」と呼びかけている。
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手入れが行き届いた天然芝はプロ・アマ問わず好評
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鹿児島市で総合型地域スポーツクラブ活動を展開する特定非営利活動法人SCC(スポーツ・コミュニケーション・サークル)。約640人が楽しんでおり、スポーツ振興くじ(toto)助成は指導者の謝金などに役立てられている。
幼稚園児も通うジュニア陸上競技教室の目的は「かけっこが速くなる」。練習法は、スタートダッシュやもも上げなどの基本だけでなく、走り高跳びやミニハードル、鬼ごっこやテニスなど。飽きさせず楽しめるメニューで、西村紀葵(もとき)君は「足が速くなった。運動会では1番です」とうれしそうに話す。子どもから高齢者まで 体動かす楽しさ知って
健康体操教室は、筋力を上げることで肩こりや腰痛改善にもつながると人気。鶴留公子さんは「左肩が痛くて6年前から通っているが、肩をはじめ体全体が軽くなった」と喜ぶ。
SCCクラブマネジャーの竹内良人さんは「いろんな人にスポーツに親しんでほしい」と話す。SCCではほかに、健康であれば誰でもエントリーできる「50メートルダッシュ王選手権」などのイベントも実施。指導者育成研修会や学校への講師派遣なども行っている。 -
カニ歩きなどのユニークな練習に笑顔は絶えません