宮崎県内のtoto助成事例

  • “青々天然芝”に変身 爽快プレー心待ち 地域スポーツ施設整備助成 ●西都市清水台総合公園(多目的広場C面)

    サッカー場一つ分の多目的広場が3面隣接する西都市の「清水台総合公園」。そのうちの「C面」は天然芝生を全面張り替える工事を終え、今夏の使用開始まで養生中だ。
    C面は表面が荒れやすく、水はけが悪いため芝生が傷み、管理も難しかった。同市には、大会運営への支障を心配する利用者から改善を求める声が寄せられていた。
    市はスポーツ振興くじ(toto)助成を活用。総事業費4千万円のうち、2千4百万円がtoto助成金だ。そして、3月までの約5カ月半で、表土を深さ25センチ削るなどして排水性を高めた。

    交代で養生期間設け 芝への負担軽く

    天然芝広場が三つそろうことで、サッカーJリーグや大学生チームのキャンプ中も市民が利用しやすくなる。面を順番に休ませることで芝生への負担も軽減できる。
    スポーツ交流人口の増加を狙う同市スポーツランド推進協議会会長の橋田和実市長は「totoの助成があって実現できた事業。利用者の方々が青々とした芝生の上で気持ちよくプレーできるよう、こまめに管理したい」と話している。

  • 芝生が全面改修され養生が進む多目的広場C面
    芝生が全面改修され養生が進む多目的広場C面

  • 送迎バス導入でスクール活動の幅拡大 スポーツ団体スポーツ活動助成(マイクロバスの設置) ●NPO法人 MSU

    社会人サッカーチーム「MSU(ミヤザキ・スポーツマン・ユナイテッド)」の選手やサッカー経験者らが集い、2009年にNPO法人「MSU」を立ち上げた。キッズ(小学6年生以下)と女子のサッカースクールを開いている。
    キッズは放課後、阿波岐原森林公園市民の森(宮崎市)と加納小学校(同)で練習する。保護者の送迎の負担を解消し、応援に専念できるよう、スポーツ振興くじ(toto)助成を活用して昨夏、29人乗りのマイクロバスを導入した。

    長距離遠征にも活用 保護者も安心

    柳田和洋代表理事は「祈る思いで助成決定を待った。子どもがゆっくり座れて保護者も安心している」と喜ぶ。車中泊しながら広島、山口県にも遠征するなど活動の幅も広がった。
    スクールに通う同市の広瀬北小学校5年小野寺滉介君は「友だちもたくさん増えて楽しい。将来の夢は日本代表」と目を輝かせる。
    同法人はtoto助成を利用してビーチサッカーや少年サッカーの大会なども開催。広くスポーツに触れる環境づくりを目指す。

  • MSU FC 佐土原サッカースクールのメンバー
    MSU FC 佐土原サッカースクールのメンバー