熊本県内のtoto助成事例

  • 河川敷に広大な天然芝生広場を造成 地域スポーツ施設整備助成 ●球磨郡多良木町 世代間交流グラウンド

    多良木町はスポーツ振興くじ(toto)助成を受け、今年3月、未整備の球磨川河川敷に天然芝生グラウンドを造成した。敷地面積は1万1470平方メートルで、サッカー場の約1.6倍の広さに相当する。8月の運用開始をめどに、現在は芝生の養生期間中。グラウンド横には55台の駐車場を併設、芝生整備のための芝刈り機2台、集草機1台、噴霧機1台を導入した。また、トイレも近く新設予定。
    同所は「世代間交流グラウンド」と命名された。今後は、幅広い世代の地域住民の“憩いの場”“レクリエーションの場”として、自由に無料で利用できる多目的広場として開放される。

    地域住民の世代を超えた交流の場としても期待

    スポーツの場としての活用は、同町で盛んなグラウンドゴルフが中心になるという。グラウンドゴルフ場として最大4コース設定可能で、大会の開催や練習場に使われる。
    同町では、「スポーツはもちろん、世代を超えた交流の場として利用してもらい、町民の健康増進、地域活性化に役立てたい」としている。

  • グラウンドゴルフなどでも利用される「世代間交流グラウンド」
    グラウンドゴルフなどでも利用される「世代間交流グラウンド」

  • スポーツを通して地域づくりに貢献 総合型地域スポーツクラブ活動助成 ●NPO法人不知火クラブ(宇城市)

    不知火クラブは現在、17のスポーツクラブと3つの文化クラブを運営している。スポーツクラブの実施種目は、空手やバスケット、ヨガ、エアロビクスなど幅広く、4歳から90歳までの会員327人(今年3月現在)が、それぞれのクラブで汗を流している。また、多彩なクラブ活動を実施する上で、スポーツ振興くじ(toto)助成は大いに役立てられている。
    同クラブは、平成20年10月にNPO法人として認証を受け、地域に根差した活動を通して、まちづくりや地域活性化に取り組んでいる。運動不足が懸念される小学校低学年を対象に体力の向上を図る「わんぱく運動遊び教室」のほか、「納涼市民交流会」「しらぬひリンピック」など一般住民を巻き込んだイベントを定期的に開催。単なるスポーツ振興にとどまらない地域に開かれた活動を積極的に展開している。

    設立5周年を迎える今年 記念イベントも開催予定

    「スポーツを通して、生きがいを感じてもらいたい。元気で活気あふれるまちづくりに少しでも貢献できれば」とは事務局長の坂﨑秀直さん。今年は設立5周年にあたり、大きな記念イベントを予定しているという。

  • 子どもたちの歓声が響いた「わんぱく運動遊び教室」
    子どもたちの歓声が響いた「わんぱく運動遊び教室」