長崎県内のtoto助成事例

  • 夜間照明、クラブハウスも完備 地域スポーツ施設整備助成 ●島原市営平成町人工芝グラウンド

    総面積1万7176平方メートルの島原市営平成町人工芝グラウンド。柔らかい緑の芝の球技場にサッカー少年たちの元気な声が響き渡る。
    スポーツ振興くじ(toto)助成を受け2012年3月に完成した。
    中学の部活動でサッカーに励む息子の試合を観戦していた村山由記さん、増田次郎さんらは「地元に夜間照明設備ができ感謝している。子どもたちも喜んでプレーしている」と笑顔。
    14年の「長崎がんばらんば国体」のサッカー競技会場に指定されている。サッカーコート2面分、フットサルコートで8面分あり夜間照明も4カ所に完備。市民は格安料金で利用できる。併設のクラブハウス(木造2階建て一部鉄骨造り)には、トレーニングルームやシャワー室、ラウンジなども整備。240人を収容できる観客席には屋根も付き、雨天時の試合観戦も万全だ。
    市長公室文化・スポーツ振興グループの谷川誠一副主任は、スポーツ少年団や中高生の部活動、一般サークルの活用が多く、市民の評価は高いという。島原港ターミナルから車で約7分とアクセスも抜群、他県との交流人口拡大にも期待する。「今後、サッカーチームのキャンプや学生の合宿などを積極的に招致、市民にはイベントを通じさらに認知度を高めていきたい」と話している。

  • 夜間照明も完備。暗くなっても伸び伸びプレーできる
    夜間照明も完備。暗くなっても伸び伸びプレーできる

    サッカー少年たちの元気な声が響き渡る
    サッカー少年たちの元気な声が響き渡る

  • 気軽に楽しめる環境を子どもたちに 総合型地域スポーツクラブ活動助成 ●長与スポーツクラブ

    「それ!もう1本」。月曜夜の長与中学校体育館。小中学生や母親らがシャトルを打ち合う。「親子バドミントン教室」は楽しさの中にも緊張感があった。4月から親子で通う原口由香さんは「運動が苦手な息子にはいいきっかけです」とさわやかにほほ笑んだ。
    長与スポーツクラブ(佐藤昇会長)は2009年3月に発足した。会員は年々増え、4年目の今年は約150人。スポーツ振興くじ(toto)助成を受け、長与町の施設でサッカー、チアリーディング、バドミントンの教室を開き、基本プレーを教えている。
    スタッフは「子どもたちがいろいろなスポーツに親しんだ後、自分に合った種目を選んでほしい」と考えている。勝つことが目的ではないので、対外的な試合はしない。種目間の移動や入退会も自由。初心者はもちろん、すでに何か競技をしている子も気軽に参加できるのが魅力だ。
    事務局長の金﨑良一さんは「年齢や性別などに関係なく、スポーツができて『楽しかった』と思える場を提供していきたい」と夢を膨らませる。

  • 楽しさの中にも緊張感あふれる「親子バドミントン教室」=長与町丸田郷、長与中学校体育館
    楽しさの中にも緊張感あふれる「親子バドミントン教室」=長与町丸田郷、長与中学校体育館

    小学生がチアリーディングの技に挑む=同町吉無田郷、長与南交流センター
    小学生がチアリーディングの技に挑む=同町吉無田郷、長与南交流センター