佐賀県内のtoto助成事例

  • 地域の絆を生むスポーツ拠点づくり 総合型地域スポーツクラブ活動助成 ●NPO法人かわそえスポーツクラブ

    子どもからお年寄りまで年代を問わず気軽に参加できる地域スポーツの拠点「総合型地域スポーツクラブ」を目指し、2004年に発足。07年、スポーツクラブでは県内初のNPO法人に認可され、11年、佐賀市のスポーツ施設指定管理者に選ばれました。当初7種目だったサークル数は現在、41種目に増え、約1100人の会員がスポーツを楽しんでいます。

    住民の笑顔のために 永続的な運営を

    スポーツ振興くじ(toto)助成を受けて2年目。「クラブ運営には『人・もの・資金』が不可欠。これまでサークル指導者などボランティアに支えられてきたが、助成で指導者への謝金も少し出せるようになった」と同クラブマネージャーで専務理事の矢ヶ部守さん。totoの助成金は、クラブ運営を担う専任マネージャーやサブマネージャーの配置、町内外を問わず参加できる「スポーツデー」などの事業、広報用のチラシづくりなど幅広く役立てています。「永続的なクラブ運営ができるように努めたい」とスタッフ。地域住民がずっと笑顔でいられるように健康づくりや仲間づくり、人づくり、生きがいづくりを進めていきます。

  • 助成で実現し、120人が参加した「第1回グラウンドゴルフ大会」
    助成で実現し、120人が参加した「第1回グラウンドゴルフ大会」

  • 球児の活躍と周囲の安全見守る防球網 地域スポーツ施設整備助成 ●鳥栖市民球場

    年間1万3千人が利用する鳥栖市民球場は、外野スタンドのライト側にJR長崎本線が隣接しています。鳥栖市は住宅地が隣接するレフト側はすでに防球ネットを整備していましたが、線路にボールが飛ばないよう2011年度、ライト側にも防球ネットを整備。整備費用にスポーツ振興くじ(toto)助成を活用しました。工事はシーズンオフに「細心の注意を払って行った」と鳥栖市スポーツ振興課の主任小迫義典さん。列車に配慮して作業は球場の内側から行い、天然芝の上に鉄板を敷いてから車両を入れる工夫もしました。

    線路を覆うよう整備 打撃練習も安心

    今年3月に完成したネットは高さ15m、長さ110mで、線路を覆うように設置されています。同球場で練習を行う県立香楠中学校硬式野球部の髙木健監督は、「硬式は軟式に比べボールが飛ぶので、特にライト側へのファウルボールで事故が起きないかが心配だった」と話します。「ネットができたおかげで安心して打撃練習ができる」とほっとした様子です。明日を夢見て輝く球児たちの活躍する姿をネットも見守っているようです。

  • 隣接するJR長崎本線を覆うように張りめぐらされた防球ネット
    隣接するJR長崎本線を覆うように張りめぐらされた防球ネット