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楽しみながら健康づくりを進める目的で活動している「よこてスポーツクラブ」(鎌田耕治理事長)は、クラブの運営費にスポーツ振興くじ(toto)助成を活用。0歳から80代までの会員約180人が、親子リトミックやヨガ、ソフトテニスなど多彩な10以上の種目を楽しんでいる。
プログラムの多彩さが中高年層に人気
木曜開催の「健康教室」には50、60代の女性11人が参加。羽根の付いたボールを素手で打ち合う「インディアカ」など、毎回趣向を凝らしたプログラムで人気を集めている。
指導に当たる同クラブ常勤サブマネジャーの高橋ゆかりさんは「何年経っても飽きずに続けられるよう、新しい種目も積極的に取り入れていきたい」と語る。
参加者の額には大粒の汗。ボールの行方に一喜一憂する顔はみな、笑顔にあふれている。同市朝倉町の佐藤エリ子さんは「運動が苦手でも関係なく楽しめるのがいい。体を動かして、笑って、汗をかいて…最高のストレス発散法、健康法です」と話していた。 -
5対5のゲーム形式でインディアカを楽しむ参加者たち
サブマネジャーの高橋さん
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1999年に設置された大潟村多目的グラウンド(約1万3千平方メートル)はこれまで、村内をはじめ周辺市町村のサッカーチームなどから幅広く利用されてきた。しかし、水はけの悪さや、逆に乾燥すると砂ぼこりが舞うなどの問題があり、周辺住宅街や隣接するグラウンドゴルフ場の利用者から改善を求める声が上がっていた。
そんな住民ニーズに応えて今回、スポーツ振興くじ(toto)助成を受ける形で天然芝生化が実現した。
「サッカーはもちろん、ラグビーのスポーツ少年団や村の総合型スポーツクラブ会員など、より多くの人に活用してもらいたい」と話すのは、村教育委員会の小林豊さん。来春の本格稼働を目指し、現在は芝の生育状況のチェックに余念がない。ニーズに応える芝生化 本格稼働は来春
昨秋に苗を植えた芝は、越冬してようやく土に根付いてきた段階。梅雨や真夏の暑さを乗り越え、やがてはしっかりと根を張った丈夫な天然芝グラウンドへと育っていくはず。小林さんは「村のスポーツ人口増加につながるよう、大事に使っていきたい」と話した。
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青い空に天然芝の緑色が映える大潟村多目的グラウンド
芝の状態を確認する小林さん