愛媛県内のtoto助成事例

  • 外で遊ぶ児童増え、体力向上につながった 地域スポーツ施設整備助成●八幡浜市川之石小学校

    八幡浜市川之石小学校(児童138人)のグラウンドが2011年度、スポーツ振興くじ(toto)助成を受け、芝生化された。広さ3400平方メートルの全面が、天然芝で覆われた。
    大塚稔教頭は芝生化により、「ドッジボールや鬼ごっこなど、外で遊ぶ児童が増え、体力向上につながっている」と喜ぶ。走って汗をかいても、そのまま寝転がって休めるし、座って話すこともできる。夏休みにはトンボやバッタがいて、網を持って追っ掛ける子もいるそうだ。

    転んでもけがをしにくい

    緑一面のグラウンドで放課後、サッカーボールを蹴るのはスポーツ少年団「八西フットボールクラブ」の児童38人。キーパーの大星陸渡君(6年)は「芝生だと転んでも痛くないし、けがもしにくい」と楽しそう。ディフェンスの芝田舜士君(5年)も「スライディングしても痛くない」と口をそろえる。
    指導する丸山進一監督(39)は「暑さ対策に効果があり、水分補給が少なく、練習時間が長く取れる」と、チーム力アップにも手応えを感じていた。

  • 昼休み、芝生のグラウンドで元気いっぱいに遊ぶ児童
    昼休み、芝生のグラウンドで元気いっぱいに遊ぶ児童

    放課後、サッカーの練習をする地元スポーツ少年団の選手
    放課後、サッカーの練習をする地元スポーツ少年団の選手

  • 一貫指導でサッカーを地域の文化へ 総合型地域スポーツクラブ活動助成●西条中央スポーツクラブ

    サッカーを地域の文化に―。この理念のもと、2006年に発足した西条市の総合型地域スポーツクラブ「西条中央スポーツクラブ」。08年からスポーツ振興くじ(toto)助成を受け、活動の輪を広げている。
    サッカーは、小中学生男女や県リーグ1部、40~50代のシニアなど、高校生を除く世代別に7チームを結成。A、B級などの公認ライセンスを持つコーチ16人の指導のもと、西条西部公園など氷見地区周辺で練習に励む。

    女子「ひうちドリームス」 全国レベルの実力

    中でも女子の「ひうちドリームス」の躍進は目覚ましい。U―12は女子全国大会に4年連続出場し、今年は準優勝だった。シニアの父とドリームスの姉の影響で、5年前にサッカーを始めた藤本奈那さん(10)。ボールを巧みに操り、「ずっと家族でやれたらいいな」と目を輝かせる。クラブマネジャーの森達正さん(60)は「一貫指導はわれわれの強み。地域で一喜一憂を分かち合いたい」と話す。
    地域貢献を目的に、太極拳教室も開催。氷見公民館など3カ所で、30~70代の約50人が心地良い汗を流している。

  • 練習に励む「ひうちドリームス」=西条西部公園
    練習に励む「ひうちドリームス」=西条西部公園

    太極拳を楽しむ会員=氷見公民館
    太極拳を楽しむ会員=氷見公民館