山口県内のtoto助成事例

  • 地域一体で子どもの体力向上や交流の場づくり 総合型地域スポーツクラブ活動助成●菊川スポーツクラブ

    子どもの成長を実感 スポーツを楽しむ教室

    地域に根ざした活動を展開する菊川スポーツクラブ(下関市)は、子どもの体力づくりや健全育成を目的にスポーツ振興くじ(toto)助成を受け、様々な事業を実施している。特に体を動かす楽しさを教える幼児対象の体育教室に力を入れており、2010年から同市菊川武道館で始めた2歳児向け教室「つぼみ」は「的確な指導を受けられる」と好評だ。幼児たちは、ボールやマットなどを使用してスポーツに親しんでいる。
    毎週、子どもの成長をうかがえ、さらに親や子ども同士の交流の輪が広がるとの声も。参加した古谷悠悟君は「楽しい」と元気に走り回り、母の良子さんは「2歳からこれだけ本格的にやってくれるところは少ないのでありがたい」と喜ぶ。3~5歳児向け教室に継続参加する子どもも増え、全体の体力レベルも上がったという。
    同クラブを支えるスタッフは地域住民を中心とした約30人。クラブマネジャーの井上登代子さんは「子どもにスポーツを楽しんでほしい。次世代の育成につながれば」と期待する。

  • クラブマネジャーの指導のもとでボールを使って運動
    クラブマネジャーの指導のもとでボールを使って運動

    母親が見守る中で平均台を渡る子どもたち
    母親が見守る中で平均台を渡る子どもたち

  • 世界へ羽ばたく子どもたちの育成プログラム 将来性を有する競技者の発掘育成活動助成●YAMAGUCHIジュニアアスリートアカデミー

    「将来は日の丸を」 全国大会で活躍、成果も

    五輪や世界大会で活躍できる人材育成を目標として山口県体育協会がスポーツ振興くじ(toto)助成を受けて2009年から行っている事業。現在は小学4年から中学3年までの児童、生徒55人が明日の五輪選手を夢見て日々汗を流している。
    同事業は日本オリンピック委員会や国立スポーツ科学センター、各競技団体などが連携し、計画的な選手育成を目指す。企画・運営は山口県スポーツ交流村(光市)の「やまぐちスポーツ医・科学サポートセンター」が担当し、スタッフはアシスタントの学生も含め約30人。
    現在の対象競技はレスリングとセーリング。子どもたちはそれぞれ平日に身体能力開発プログラム、週末には専門競技プログラムを行っている。
    これまでに女子生徒がレスリング全国3位になるなど成果は現れつつある。光市立三井小6年の村田光希君は「将来の目標は五輪選手」と目を輝かせる。同協会の担当者、守田信晃主査は「この中から日の丸を背負って活躍する選手が出てくれれば」と話した。

  • 指導者から説明を受けてトレーニングに励む子どもたち
    指導者から説明を受けてトレーニングに励む子どもたち

    身体能力開発プログラムの様子
    身体能力開発プログラムの様子