鳥取県内のtoto助成事例

  • 緑の芝生を競技力アップに 地域スポーツ施設整備助成 ●鳥取県立倉吉東高校第2グラウンド

    鳥取県立倉吉東高校(倉吉市下田中町)の第2グラウンド(同市大原)に青々とした芝生が見える。その上を同高ラグビー部員が駆け回り、日々練習に汗を流している。
    同部は1968年に創部、全国大会には10度出場を果たしている。
    芝生化前は土のグラウンドで練習をしていたが、ラグビーではコンタクト練習やセービング練習は欠かせず、少しでもけがや飛砂をなくすために長年芝生化を待ち望んでいた。
    そして、2011年にスポーツ振興くじ(toto)助成を受けて、芝生化を実施。芝生化は日ごろラグビー部が使用するグラウンド北側半面で、昨年7月に行った植え込み作業日には同高の生徒、保護者、教職員、地域住民ら136人がポット苗を一つずつ丁寧に植えていった。
    現在の部員はマネジャーを含めて17人。芝生化実現後、部員らはこれまで以上に積極性のある練習をこなしている。
    グラウンドは、同校部員以外に県中部地区の他の学校部員との合同練習や社会人の練習、地域住民のグラウンドゴルフ、運動会などにも広く利用されている。
    同部の矢田真一顧問は「恵まれた環境で練習をさせてもらい、大変ありがたい。少数精鋭で結果を一つでも残し、また県内のラグビーの競技力向上のためにも(芝生化したグラウンドを)どんどん活用していきたい」と話している。

  • 芝生化した第2グラウンドで他の学校部員らと合同練習に励む部員ら
    芝生化した第2グラウンドで他の学校部員らと合同練習に励む部員ら

    倉吉東高校ラグビー部のメンバー
    倉吉東高校ラグビー部のメンバー

  • スポーツ環境の充実が地域の活性化に 総合型地域スポーツクラブ活動助成 ●打吹スポーツクラブ

    鳥取県倉吉市の倉吉西中学校区で地域に根差した総合型地域スポーツクラブとして活動している打吹スポーツクラブ(杉谷哲治代表)。幅広い世代がスポーツを楽しみ、地域の活性化にもつながっている。
    クラブは、ジュニアバドミントンクラブが母体となり、2007年にスタートした。スポーツ振興くじ(toto)助成を受け、大会運営費、ユニホームや用具も準備されるほか、広報活動やクラブ運営に携わるクラブマネジャーも常勤するなどクラブの体制は充実。他の競技のクラブにも呼び掛け、サッカーやミニバスケットボール、バレーボールなどが次々と加わり、現在は10教室と多岐にわたる。
    クラブの会員は年々口コミで増え、現在は小学1年生~70歳代まで190人の会員がスポーツを満喫している。スポーツ交流や体力測定などを開催して競技が異なる会員同士の交流を深めたり、泥んこソフトバレーボール大会、12時間耐久ソフトバレーボール大会など幅広い世代で楽しめるイベントも催している。
    「(クラブを設立して)以前よりも地域の中でスポーツを楽しむ人が増えたように思う」と語る高橋義博事務局長。そして「世代を超えて交流を深め、もっと明るく、元気な地域になるように活動を続けていきたい」と笑顔で話している。

  • 泥んこソフトバレーボールを通して交流を深める参加者たち
    泥んこソフトバレーボールを通して交流を深める参加者たち

    サッカーを楽しむ子どもたち
    サッカーを楽しむ子どもたち