三重県内のtoto助成事例

  • 1200名の健康と仲間づくりの場 総合型地域スポーツクラブ活動助成 ●NPO法人 楠スポーツクラブ

    四日市市楠町にある総合型地域スポーツクラブ「楠スポーツクラブ」(福田晃太郎理事長)は、現在、小学生から80代後半まで、約1200名の会員が利用しています。
    特徴的なのが、レベルアップ教室。中学生に技術向上を目指して競技を続けてほしいという思いから始められました。本来の予算では簡単には実現しないことですが、スポーツ振興くじ(toto)助成を活用し、活動基盤強化としてトップアスリートを呼んで、直接指導してもらうことが可能になりました。「体験してもらって、その中からトップクラスの選手が出てほしい」と福田理事長は期待しています。
    5月には、昨年の学生チャンピオンである明治大学の神巧也選手と森聡詩選手を招いて、卓球教室を開催しました。参加した中学生は、「講習会で教わったことを実践で活かしたい。高校に行っても卓球を続けて、強くなりたい」と話していました。
    同クラブには、もちろんウォーキングやグラウンドゴルフなど小学生から高齢者まで参加できる30のクラブが活動しています。目的に応じたスポーツの楽しみを提供するクラブの取り組みは、会員の健康と仲間づくりにも一役買っています。

  • 神選手と対戦する中学生
    神選手と対戦する中学生

    神選手にサインをもらい笑顔の中学生
    神選手にサインをもらい笑顔の中学生

  • 緑の芝生の上で運動会や給食 地域スポーツ施設整備助成 ●桑名市立城南小学校

    明治5年に創立した歴史のある桑名市立城南小学校。約440名が通う同校は、平成21年にスポーツ振興くじ(toto)助成を受けグラウンドを天然芝生化しています。
    国道や幹線道路に囲まれていて、校区に公園もないのですが、緑を増やそうという市の意向もあって芝生化を始め、今では他校からの視察も受け入れています。
    スポーツ活動も盛んで、野球、サッカーのスポーツ少年団や、学校のクラブ活動としてスナッグゴルフやタグラグビーなども行っています。
    芝の状態が一番いいのが9月。ちょうど運動会の時期で、土の直射熱もなく、はだしで歩いたり、そのまま座り込んだりしても、芝生がクッションの役割をしてくれます。芝生の上で給食を食べる「芝生給食」などの取り組みも好評です。休み時間にも外で遊ぶ児童も増えました。
    たくさんの良さがある芝生を大事にしようと、児童自らも芝の移植作業をします。管理も体験することで、芝の良さをいっそう感じられるそうです。

  • 芝生に座りくつろぐ児童たち
    芝生に座りくつろぐ児童たち