青森県内のtoto助成事例

  • 幅広い年代に身近な運動を 総合型地域スポーツクラブ活動助成 ●NPO法人青森県健康・体力づくり協会

    日曜日のある日、青森市内のグラウンドで約60人の小学生が元気な声を響かせながら、ランニングを楽しんだりサッカーボールを追い掛けていました。NPO法人青森県健康・体力づくり協会(近藤文俊理事長)が運営する総合型地域スポーツクラブ「CLUB Salute(クラブ・サルーテ)」の活動の一コマです。
    同協会は青森市奥野に事務局を置き、幼稚園児から90歳までの約300人がさまざまな種目を楽しむクラブ・サルーテのほか、トレーニングジム「サルーテあおもり」などを運営。スポーツ振興くじ(toto)助成金は、スタッフ確保やスポーツ用品の購入に役立てられています。

    誰でも、いつでも、どこでも スポーツを気軽に楽しんで

    同協会は2006年、国の合理化策で廃止された年金福祉施設のスタッフたちが「地域住民の健康づくりを支える新たな場を提供したい」と、発足させました。現在のスタッフは10人。同協会理事でクラブマネージャーの森村浩蔵さんは「誰でも、どこでも、いつでも気軽にスポーツを楽しめるクラブにしたいです」と意気込んでいます。

  • スポーツクラブの運営を統括している森村さん
    スポーツクラブの運営を統括している森村さん

    指導スタッフ(右)の掛け声に合わせ、走り出す子どもたち
    指導スタッフ(右)の掛け声に合わせ、走り出す子どもたち

  • 町のシンボル、人工芝に変身 地域スポーツ施設整備助成 ●五戸町ひばり野公園サッカー場

    青森県五戸町ひばり野公園サッカー場は、スポーツ振興くじ(toto)助成金を活用して2011年12月、人工芝に生まれ変わりました。サッカーが盛んな町の新たなシンボルとなり、町民に広く利用されています。

    天候に左右されず活用 JFAの公認ピッチに

    同サッカー場の人工芝の面積は1万1240平方メートル。リサイクルゴムなどの弾性材を使用して衝撃吸収率50%以上という基準を満たし、JFA(日本サッカー協会)の公認ピッチとなっています。総事業費の約4分の1に当たる3840万円は、スポーツ振興くじ(toto)助成金を活用しました。
    同サッカー場を運営する五戸町スポーツ振興公社職員の藤倉克智さんは「人工芝なので天候の影響を受けず、土のグラウンドより稼働率が上がりました。周辺の宿泊施設との連携を図り、合宿や各種大会の誘致を進めます」と意気込んでいます。
    連日、このサッカー場で練習している五戸中学校サッカー部主将の中野隆太君(3年)は「人工芝のおかげで、ボールを使った練習量が増えました」と喜んでいます。

  • 人工芝で思い切りプレーする五戸中サッカー部員
    人工芝で思い切りプレーする五戸中サッカー部員

    人工芝に生まれ変わった五戸町ひばり野公園サッカー場
    人工芝に生まれ変わった五戸町ひばり野公園サッカー場