福井県内のtoto助成事例

  • 全天候テニスコートで交流人口拡大を 地域スポーツ施設整備助成●サン・スポーツランド(大野市)

    奥越高原県立自然公園の一部であり、豊かな自然が広がる六呂師高原。その一角に、テニスコート、多目的グラウンドを備えた「サン・スポーツランド」があります。大野市が本施設を開業したのは、昭和61年のこと。20数年を経過し、ラバーであったテニスコートや、赤土グラウンドが老朽化し排水処理も低いことから、利用者の減少が続いていました。

    雨天でもプレーできる砂入り人工芝コート

    そこで大野市では、スポーツ振興くじ(toto)助成を活用し、テニスコートの人工芝生化、グラウンドの天然芝生化を計画。6面あるテニスコートは、日本の競技環境でメジャーなテニスコートである、雨でもプレーが可能な全天候型の「砂入り人工芝コート」を採用しました。
    大野市産業振興課によると、すでに8月は県外大学などの合宿予約が入っており、今後は市民の利用はもちろん、県外合宿の誘致を通じた交流人口の拡大が期待できるとしています。本年8月末に完成を目指している多目的グラウンドと併せ、六呂師高原の立地にふさわしい、緑のスポーツランドが完成します。

  • 全天候型の砂入り人工芝コート
    全天候型の砂入り人工芝コート

  • 少子高齢化を見据えたスポーツクラブ 総合型地域スポーツクラブ活動助成 ●あわらトリムクラブ(あわら市)

    総合型地域スポーツクラブは、身近な地域でスポーツに親しむことのできる新しいタイプのスポーツクラブ。「あわらトリムクラブ」は総合型地域スポーツクラブとして、スポーツ初心者の未就学児やスポーツから遠ざかっている高齢者を中心に、約20種のスタジオプログラムやプールプログラム、さらに中学生を対象にしたカヌーポロ教室などを開催しています。

    住民のアンケートなど、地域に根差した活動を

    あわらトリムクラブは設立3年目の新しいクラブ。現在は400名以上の会員がおり、NPOの法人格取得に向けて取り組んでいるところです。
    アシスタントクラブマネジャーの山田清美さんは「準備期間の2年間と、現在はスポーツ振興くじ(toto)助成を受けてクラブ運営を行っています。助成金のおかげで、さまざまなプログラムを開催することができて非常に助かっています。こちらのクラブでは、日中は高齢者の方向け、夜間は未就学児や、若い世代向けのプログラムを実施しています。今後は、出前講座などを増やし、“みんなの地域スポーツクラブ”の輪を広げていきたい」と話します。

  • バランスボールを使用した、健康づくり教室
    バランスボールを使用した、健康づくり教室