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札幌市で活動するSSS(スリーエス)スポーツクラブ。1979年に設立し、現在約700人が在籍。サッカーを中心にフィットネスやバドミントンも行う総合型クラブとして活動しています。同クラブは、2009年からスポーツ振興くじ(toto)助成を受けており、ボールの購入や施設使用料、スポーツ授業の開設まで多岐にわたり、未来のアスリートの育成に役立てられています。
技術を磨くとともに 地域貢献活動に参加
「totoの助成金によって、活動の奥行きがぐっと深まりました。例えば、新たに幼稚園年代のコースを開設したり、より環境のよい場所での練習など、新分野に挑戦できました」と話すのは、同クラブ代表理事の岩越英治さん。また、岩越さんによると、ごみ拾いやスポーツ交流などといった地域貢献活動の機会も増えたといいます。「子どもたちのサッカーの技術が向上しただけでなく、地域と関わることで社会性も培うことができます。これからも地域に根差したクラブでありたいと思います」。
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幼児クラスは全身運動を楽しく行うフィットネスを実施。
札幌市内各地で、懸命にボールを追いかける中学生クラス。
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2010年、道北・滝上町にある町営グラウンドがスポーツ振興くじ(toto)助成を受け、整備されました。それまで土でできていたグラウンドの半分を天然芝にしました。翌11年から本格的に使用され、地元のサッカー少年団の練習をはじめ、サッカー大会も開催。「フィールドが土から芝生になったことで、転んでも痛くなく、けがも減ったと評判なんですよ」と話すのは、町の担当者。
「少年サッカーチームからは、さまざまな技が試せると喜ばれています。また、ゲートボールや野球においても使いたいとの要望があります。町のスポーツ活性化にも一役買っていますね」。大会開催で広がる「活性化の輪」
今後、同施設で大きな大会を開催することが目標といいます。「このグラウンドで大会があると、宿泊施設や道の駅、商店にも集客が見込め、町の活性化にもつながります。そのため、大会を運営するならこのグラウンドでといわれる施設にしたい。一つのグラウンドからさまざまな輪を広げていけたら」と、同施設の今後に期待を寄せています。
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芝がストライプ状に美しく整備された多目的グラウンド
地域のゲートボール大会も開催され、多くの町民が参加