東京都内のtoto助成事例

  • スポーツがしたくなる場づくり 地域スポーツ施設整備助成 ●調布市民西町野球場ほか(都立武蔵野の森公園内)

    調布市、三鷹市、府中市にまたがる都立武蔵野の森公園は、野球場やサッカー場、テニスコートなどを備えた市民スポーツの拠点。休日ともなると、たくさんのスポーツ愛好者が集まります。
    都と3市共同の整備計画に基づいて、調布市では、2008年に西町サッカー場を、2010年に西町野球場・西町少年野球場を整備。また、近隣には新たなスポーツ施設の整備も計画されており、スポーツ環境のさらなる充実が着々と進みつつあります。

    施設整備で利用者が2~3割増に

    西町野球場には、スポーツ振興くじ(toto)助成により、環境面や景観、利用者のからだへの負担などに配慮して、天然芝が外野に敷き詰められました。
    同様に、人工芝の西町サッカー場には、夜間照明を6基設置。午後9時までの利用が可能となり、平日の夜には、会社帰りの大人たちが、楽しそうにボールを追いかけています。
    市生活文化スポーツ部スポーツ振興課によると、「施設の整備以降、年間の登録団体数が2~3割ほどアップした」とのこと。より安全で快適な場づくりが、市民のスポーツ意欲を高めているようです。

  • スポーツ始めたら友だち増えた 総合型地域スポーツクラブ活動助成 ●NPO法人 黄金井倶楽部

    『総合型地域スポーツクラブ』とは、幼児から高齢者まで幅広い世代が集い、多彩なスポーツを楽しむ地域住民の交流の場。都内各所で現在、約80のクラブが地域住民によって運営されています。
    そのひとつが2006年、東京都小金井市で誕生したNPO法人黄金井倶楽部。主に同市総合体育館を会場にフラダンス・卓球・女子サッカー・親子体操など約20の教室を実施するほか、市の恒例行事である野川駅伝大会なども開催しています。「親子教室に通うお母さん同士が親しくなったり、各教室の参加者が駅伝大会を手伝ってくれるなど人の輪が確実に広がっています」と語る米田寛サブクラブマネジャー。

    クラブを真ん中に地域がつながる

    同倶楽部では現在、7つの教室・イベントについてスポーツ振興くじ(toto)助成を受けています。運営費などのほか、卓球台や大会に使用するテントといった設備にも活用されています。天野和代クラブマネジャーは「全員の財産ですから、学校や地域のイベントにも使っていただいています。当倶楽部を通じてさらに地域の一体感が深まれば」と期待を込めて語ります。