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勤め帰りの社会人らに人気があるフットサル。老朽化したプールの跡地利用案を市民にアンケートして、フットサル練習場への要望が多いことが分かり、設置へむけ動き始めた。近隣の県立児玉高校はサッカーのインターハイで全国優勝したこともある強豪。フットサルを中心とした多目的グラウンドを望む下地はあった。
そこで、本庄市は、平成23年度に計5077万円のスポーツ振興くじ(toto)助成を受けてグラウンドを整備した。
夜間照明施設を8基設置したのは、夜でもスポーツを楽しむことができるようにという配慮から。しかもモノフェイラメントという丈が7・65センチと長い人工芝を採用、下にゴムチップ、上に砂を入れ、天然芝に近い柔らかくて、けがをしない人工芝の競技場を完成させた。
本庄市若泉に完成した多目的グラウンドは広さ4900平方メートル。少年用サッカーグラウンドがとれ、フットサルコートなら3面とれる。
人工芝の多目的グラウンドは、少年たちがサッカーの練習などで使い始めており好評だという。
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あさひスポーツ・文化クラブは地域のコミュニティーの役割を担い、住民が自主的に運営しているクラブ。身近な地域で子どもから高齢者まで多世代、様々なスポーツを愛好する人々が初心者から習熟者までレベルにあわせて参加している。
近隣住民約600人が会員となりスポーツ系クラブ、文化系クラブに分かれて活動している。
教室は、水泳、バドミントン、バスケット、テニスからそろばんまで約22種類。
そのうちミニバスケットに参加する小学生は「体力もついて、ほかのバスケチームと試合をするのが楽しい」と話した。
クラブの理事長の河井宏暢さんは「子どもたちが楽しんでやる気になって運動できるかどうかは指導者であるインストラクターが左右する。新しい教室をつくる時は適任のインストラクターを必ず見つけなければならない」と力をこめた。
スポーツ振興くじ(toto)助成は、インストラクターへの謝金など大いに役立てられている。副理事長の曽我強さんは「クラブ運営では実施したい教室がたくさんあるので、toto助成は本当にありがたい」と話している。