群馬県内のtoto助成事例

  • 人工芝グラウンドで町の活性化 地域スポーツ施設整備助成 ●本白根第3グラウンド・吾妻郡草津町

    日本を代表する温泉地である草津町は、国内に開かれたスポーツの町。特にサッカーは盛んで、約20年前から「草津サッカーフェスティバル」が開かれています。夏の約1カ月間、日本各地から集まる選手やスタッフは約3千人。応援団を含めると、人数はその何倍にも膨れ上がります。しかし、それ以外の時期のグラウンドは活気がありませんでした。理由は芝。「降雪地帯の草津町。芝は養生も必要なので、グラウンドは僅か3ヵ月しか使用できなかった」と町教育委員会の中澤隆教育長。そこでスポーツ振興くじ(toto)助成を活用し、草津初の人工芝のグラウンドを整備。去年7月、大人用1面、子ども用2面、フットサル1面がとれる11、327.7平方メートルのグラウンドが完成しました。人工芝は、J1のピッチを手掛けたメーカーのものを利用。透水性に優れた舗装、長い葉茎の芝、隙間に入れた特殊なゴムチップの効果で、水はけと足当たりのよいグラウンドとなりました。大会で訪れた他県の選手からも好評。毎年秋口で途絶える合宿のオファーが、今年は11月まで入っています。人工芝グラウンドが集客率をあげ、町の活性化にも力を発揮します。

  • 「ボールが伸びる」と好評の人工芝グラウンド
    「ボールが伸びる」と好評の人工芝グラウンド

  • 健康で豊かな生活環境を手助け 総合型地域スポーツクラブ活動助成 ●特定非営利活動法人 群大クラブ

    NPO法人群大クラブは、子どもから大人までさまざまなスポーツを楽しむ活動の場の提供と、気軽にスポーツに親しめる環境づくりに取り組んでいます。現在、子ども向けに野球、サッカー、ヒップホップダンスなど、大人向けにエクササイズ、テニス、軽登山などスポーツ活動を中心とした豊富なプログラムを実施。3~79歳まで350人の会員を有します。
    スポーツ振興くじ(toto)助成は、スポーツ活動の実施のほか、ボールやネットなどスポーツ用具の購入に役立てています。「本部機能の確立が今後、スポーツ環境を広げていく鍵」と話すのは理事長の柳川益美さん。本部をハブに地域を結び、学校などにトップアスリートを派遣したり、健康づくりプログラムを実施したりとスポーツ活動の充実が期待できます。参加者の連帯感を高めて精神的な充足を図ったり、健康な体を作って医療費の減少を促したりと多くの将来性を秘めるスポーツ。スポーツ振興くじ(toto)助成により、同クラブはスポーツが持つ可能性をさらに広げ、人々の健康で豊かな生活の一翼を担っていきます。

  • スポーツを真ん中に体と心の充実が促される同会の活動
    スポーツを真ん中に体と心の充実が促される同会の活動